BEST ONE WANNA' MEET THE SCRUFFS? MY AIM IS TRUE THE VILLAGE GREEN PRESERVATION SOCIETY KISS ALIVE
今さら僕が語る事も無いのですが。。ロックン・ローラー!!チャック・ベリーのベスト盤。全28曲。ワンパターンですけど間違い無く彼が作った音。「Johnny B. Goode」「Roll Over Beethoven」「Rock And Roll Music」「Carol」「Sweet Little Sixteen」・・・キリ無いのでやめますが。彼の曲が人々を熱狂させてくれたのでビーチボーイズにビートルズそれにストーンズ、キンクス、ザ・フーも生まれた。だってビーチボーイズ「Surfin' U.S.A.」は今さら言うまでもないし、ストーンズのデビューシングルは「Come On」でキンクス1stアルバムの核弾頭は「Beautiful Delilah」。ピートタウンゼントはライブでダッグ・ウォークを決めたし、武道館でのビートルズは「Rock And Roll Music」からスタートしたんだから。全てあなたのお陰だ。 メンフィスのパワーポップバンドの雄、スクラフス1st(1977作)。ガッツ溢れるvo.と甘酸っぱいメロディが交わって最高ー!。#1「break the ice」がまさにラズベリーズ直系#でシャウトと少し不安定な歌回しがグッと来る。そして#2「my mind」は胸を締め付けられるほどの名曲でコレも土台はラズベリーズだね。ステファン・バーンズの泣きたいのに泣かないような強がった声が◎です。#3「you're no fun」#5「i've got a way」はアマチュアバンドにも演れそうな曲だけど、そうは簡単にはいかないヘタウマな魅力全開。#4「frozen girls」はオールドスタイルのロック#。#6「tragedy」は個人的もお気に入り#でアレンジ次第でH/Rにもなりそうな音ながらやっぱりラズベリーズな甘くポップなメロディが絡んでくる。#7「this thursday」はスクラフス版パンク・ロック#。#8「revenge」はエリック・カルメン激似のvo.が聞きモノ。#9「she say yea」は大好きな#でヘビロテした。繊細なvo.とAメロ→Bメロ→サビへの展開が◎。#10「tommy gun」はビッグスターのロック#みたくステファンの声も相変わらずノリまくってる。#11「sad cafe」、#12「i'm a failure」は元祖パワーポップの要素(良さ)が沢山詰まってます。今のバンドにはなかなか出せない味。聴けば分かる。特に#12「i'm a failure」は惹き込まれる。#13「bedtime stories」はラスト#にして最高のセンチメンタル・バラード。男泣きの名曲です!ボートラ#14,15は「she say yea」「break the ice」のデモかな?シンプルで改めて「良い曲〜♪」。パワポど真ん中ってよりはパワーポップの原石のようなアルバム。是非聴きましょう。 エルビス・コステロの1stにしてビートポップの名盤(ニック・ロウのプロデュース)。1分チョットの「welcome to the working week」の1曲目でガッツポーズ!声がカッコイ〜んだわ。#2もシャウトして歌うミドル#。コステロの曲はポップなんだけど独特のメロディー・センスがある。ノスタルジックな#3。名曲「alison」。ベスト#は#7「(the angels wanna wear my)red shoes」!最高なパワーポップ#です。大好きだ。#11「I'm not angry」もgood。コレは全12曲約30分で終了ですが、今はボートラ付きのお得盤があります。 キンクスの7th。ついにレイ・デイヴィスがプロデュースも手がけた英国のカントリー・ピープルを描いた牧歌的なコンセプトアルバム。息もつかせぬ佳曲の連打。まさに歴史に残る1枚です。#1「village green preservation society」“村の緑を守る会”なんて今の時代のアンセム#だ。ポップでフォークな#◎。#2「do you remember walter」も軽快さを加えながらも優しきメロディが胸にくる。#3「picture book」は大好きな#で印象的なリフが耳にこびり付く。カバーで取り上げられることもしばしば。#4「johnny thunder」。ココまで4曲のつながりが最高だな。曲調の差は殆ど無いのだけどね。「パーパラパパッパッパ♪」。#5「the last of the steam powered trains」酔いどれブルース#でちょっとアメリカ的な音だ。#6「big sky」も大好きな#でメロディの上に言いたい事全てを乗せていく感じは物語調でボブ・デュランみたい。サビはフックが効いて、んー名曲です。#7「sitting by the riverside」は歌とメロディの絡め方がポールマッカートニーみたいな#。途中にサイケデリックなアレンジもあり。#8「animal farm」はタメテからかけ出すメロディから大好きなんですけどストリングスの入れぐあいなんかまさにUKでしょ。#9「village green」も大好き。この時期のレイの作品で聴ける素朴なバックコーラスって僕のツボなんですがこの曲もそうです。メロディもアルバムを象徴するかのように牧歌的。#10「starstruck」は陽気なカントリーポップ#でいつものコーラスも聴けます。#11「phenomenal cat」は映画音楽のような人懐っこい#。続く#12「all of my friends were there」もサントラの1曲のようだ。ポルカとワルツの組合わせらしいです。ロックオペラの原型。#13「wicked annabella」はまさに中期のジョージハリソンなメロディラインを持っていてファズギターの新たな使い方。#14「monica」はラテン風味。レイの声ってこの手のメロディにマッチしますね。ラスト#15「peple take picture of each other」は聞いていて楽しくなるポップ#。メロディはちょっとヒネクレ気味なのもキンクス的だね。このアルバムは歌詞も興味深くて今の時代こそもっともっと評価されて良いアルバムです。名盤。